「薔薇の町」八千代市在住の漁師が集まる、八千代漁業協同組合!漁獲高?は、いかほどに?

☆ペンシルで狙うシイラ☆
記事: 細井

 毎年、ここ関東エリアでは、ゴールデンウィークを過ぎ、水温が20度を越え始めた頃にあちらこちらで、シイラの目撃情報を耳にすることができます。このシイラ、豪快なジャンプと果敢にルアーにアタックしてくる姿から、非常に人気の高いターゲットの1つです。特にメーターオーバーで10キロを超えるオスのシイラの引きは、とてもスピードがあり、船の近くまで寄せてもまた潜り、なかなか浮かせられないほどパワフルです。ただ、このような固体になると賢く、ヒットに持ち込むのも難しくなります。



 本格的なシーズンインとなるのは、7月中旬の梅雨明け頃です。8月に入り、太平洋高気圧が勢力を増し、海がベタ凪になる頃がベストシーズンになります。ペンシルを使っての釣りにおいて、凪であるということは、非常に重要な要素です。この時期になると、相模湾・東京湾・銚子沖で釣果が出ます。
 装備としては、偏光グラス!これがあるのとないのでは釣果に雲泥の差が出ます。シイラをサイトフィッシングで狙う事が多いこの釣りでは、白黒のコントラストのはっきりとでるブラウンやレッド系のレンズがお勧めです。

どんなタックルが必要か?
 時化ちゃまタックル!
   その1  その2
 ROD  TIFAガルフストリームGS763  ZENITH百式六々
 REEL  ステラ6000HG  ステラ5000HG
 LINE  PE3号  PE2.5号
 LEADER  60lb  50lb



 私は比較的張りのあるタイプのロッドを選んでいます。ペンシルをアクションさせるうえで、この張りのあるファーストテーパーのロッドがメリハリのあるルアーアクションを生み出してくれます。比較的強めで、速いアクションを多く取り入れているので、スローテーパーのようなロッドでは、アクションをつけた後のロッドの戻りが遅く、次のアクションに入るタイミングが悪くなってしまいます。
 ラインについては、私はすべてPEラインを使用しています。近海などのスレているシイラを狙う場合、ロングキャストが必要ですし、さらにそこでアクションさせて、フッキングへ持ち込むとなると、ナイロンのように伸びがあっては不都合です。



どんなペンシルを使うか?
 ルアーに関しては、いろいろなペンシルを試してみましたが、結局はダイワ・ドラドペンシル、ドラドスライダーという2つのルアーが自分の中での信頼の置ける一軍ルアーとなりました。どちらも14Fを主にチューニングして使っています。チューニングの仕方によって、さまざまな場面やパターンに対応することができます。



どーやってチューニングするのか?
スプラッシュチューン
 水面にルアーの頭が約2cmほど出ている状態で、ほぼ垂直になるようチューニングします。リアフックのみ一回り大きいもの(たとえばST−46 2/0など)を装着し、さらに重さの微調整はスプリットリング等で行っています。ただし、重さがちょうどよくてもパワーのないリングを使用はしないでください。スプリットリングまで伸ばしていく大物もいます。
時化ちゃまチューン
 スプラッシュチューンと似ていますが、ルアーがスローに沈んでいく程度のバランスに調整します(この沈むスピードがすごい肝☆)。チューニング方法はごめんなさい…(時化ちゃまより・・・マル秘)。

 こういったチューニングを、ドラドペンシル、ドラドスライダーともに施しています。これによって、2種類のペンシルで、ノーマル状態も含め、6通りの違った使い方をすることが出来ます。これらのルアーを使って、その日のパターンを探っていきます。



ペンシル改の使い方は?
ノーマル
 比較的活性の低いときや、速く細かいアクションに反応が悪くなってきたときに使用しています。「左右にスーッ…スーッ…そしてストップ〜」みたいなイメージで、スローに水面でアクションさせます。一つの流木に付いている群れを攻めていく際に、始めは手返しよく速めのアクションでチェックしていきますが、だんだんとそのアクションでは見切られてきてしまいます。その際に、このように、ルアーをじっくり見せてあげて誘い出すことが必要になってきます。ただし、シイラが居ても、目の前にルアーを投げ込まず、シイラの頭の前方10メートルほどにキャストするのがいいようです。スイッチの入ったシイラは、背びれを水面から出して猛烈な勢いでルアーにバイトしてきます。
スプラッシュチューン
 ちょっと水面に頭が出ているのがキーポイントです。この2cm出ている頭で、水面を叩くようにアクションをさせて、水しぶきを上げます。これがスプラッシュチューンたるゆえん!このアクションを出すには、上で述べた張りのあるロッドが必要になります。比較的速い釣りにはなりますが、魚の姿が見えないようなときに、このスプラッシュ音で魚が寄ってくるようです。実際、活性が低く魚の姿も見つけられない状態で、このスプラッシュチューンに突如、シイラが襲い掛かってきた経験は何度もあります。
 また、このチューニングは、トビウオをメインベイトにしているときにも効果を発揮します。トビウオが水面から飛び出て着水するときに水しぶきが上がりますが、シイラはこのときできる気泡に敏感に反応するようです。
 ドラドペンシルとドラドスライダーでは、ペンシルの頭の部分の造りが全く異なるため、同じチューニングでも使い方に若干の違いがあります。ドラドペンシルは、口内から取り込んだ水をエラから排出してバブルを発生させるウォータースルーギル構造で、この性能もフルに生かしていきます。逆に、ドラドスライダーのような通常のペンシルの形状をしているタイプは、積極的にペンシルの頭で水面を「ペシンッ!ペシンッ!」と叩くようにします。どちらが効果的かは状況によりますが、ハマッタときの爆発力はもの凄いものがあります。
時化ちゃまチューン
 活性の低いときに使用するか、逆に、活性の高いときに使用するか両極端です。活性の低いときは、シイラは水面まで出てきてエサを捕食しようとはしません。船で近づくために、プレッシャーも掛かってきます。そんなときはロングキャストが必要ですが、ノーマルやスプラッシュチューンよりも自重は重いので、遠投に有利です。キャストしたら、狙いの棚までカウントダウンしてから、スローにスローに…アクションさせます。イメージとしては、水中でペンシルをドッグウォークさせる感じです。ルアーをシイラにじっくりと見せてやります。
 逆に高活性のときには、速いアクションで誘っていきます。ゆっくりと沈むようにチューニングしていますが、速くアクションをさせると、水面でキビキビと動いてくれます。もう、水面近くでシイラがバコバコやっているようなときは、手返しよく速いアクションで誘ってやります。ただし、やみくもに速いだけではいけません。どの釣りでもそうですが、喰わせの間は必ず入れてあげるようにします。誘いと喰わせ!これをうまく組み合わせることによって、ヒット率もアップしてくると思います。



 このようにチューニング・ペンシルを使い分けてシイラゲームを展開しています。ノーマルやスプラッシュチューンは、比較的海が静かなときに有効ですが、若干波気があったり、風があるようなときには比重の重い「時化ちゃまチューン」を使って、水中をじっくりと責めてやります。水面重視のノーマルやスプラッシュチューンでは波にかき消され威力が半減してしまいます。




 最後にシイラは夏だけが釣期だと思われていますが、水温が十分高く、黒潮の影響があれば、関東では10月くらいまで釣りが可能です。シーズンが過ぎても逆に釣り人が少ないのでチャンスです!
 個人的な経験や考えを書かせてもらいましたが、この記事が少しでも参考になるなら幸いです。みなさんも、この夏は是非、シイラの引きを味わってみては如何でしょうか?



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